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救世軍バザーリポート

2017年8月28日(月)

やってきました日本一有名?なバザー!救世軍バザー場

入口前には開始前から続々とお客さんが集まり始め、いざ扉が開くと我先にと会場内へ。入ってすぐに「洋服3枚1000円」のお買い得コーナーがあり、さながらバーゲン会場のよう。どうやらこれがお目当てか。
売り場は、婦人服、紳士服、靴、バッグ、骨董、家電、書籍、家具、等々と分かれており、各コーナーでお会計をする仕組み。担当の方がそれぞれに商品の内容を見て割引セールをしたりと工夫して売り場作りをしているそうだ。



価格帯は、衣類が300~2000円、バッグ800~3000円、人気のある古い箪笥は5000~15000円、書籍は定価の1/10(文庫は3冊100円)など。持ち帰れない物は1000円~2000円で配達もしてくれる。バッグや靴は外国人の方から寄せられた、日本にあまりないデザインの物も多く、人気だそう。近年再び注目されているLPレコードは1枚100円! 値付けに社会的価値は関係ないので、とんでもない掘り出し物もあるそうだ。
来場者の年齢層は20代~70代ぐらいまでと幅広い。紳士物も充実しているためか、通常のフリマより男性の比率が多い印象。企業からの新品の寄贈品もあるがやはりほとんどは1点物で早い者勝ち。開始してしばらくは、良い物をゲットしようと会場内はやや殺気立っているが、お昼も近くなると、なじみのスタッフと談笑したりと和やかな雰囲気に。



取材をしながら、今日は特に欲しい物はないな・・と思っていたのだが、せっかくだから終了時間まで居てみようと、会場内をウロウロしていると・・さっきは見えなかった、売り場の反対側やいろいろ雑多に入った箱の中に、欲しかった物を発見!
結局、軽い携帯ボトル50円、買おうと思っていたカードゲーム(英語版で新品。ネットでは2000円で程度で販売しているもの)50円、レトロで可愛いトレーとコースターのセット150円、習い始めた日舞の稽古に必要な和装ベルト300円(新品)と、ちょうど欲しかった物、探していた物を超お得にゲットすることができた!



バザーは献品により成り立っているので、フリマと同じく何があるかは分からない。しかしここは定期開催の常設会場とあって、商品の種類や数がとても豊富なので、欲しい物に巡り合える確率は高いかも。
献品は全国から受け付けており、宅配便で送ったり(送料は送り手負担)、指定の日時に直接持込したり、まとまった量があれば集荷を依頼することもできる。救世軍の働きを理解し、不用品を役立ててほしいという気持ちが伴っているため、おかしな物が送られてくることはないという。
そもそも救世軍とは、英国に本部を置くキリスト教の教会で、迅速な活動のために軍隊形式をとっているのが、その特徴的な名前の由来である。このバザー場は1969年に始まり、その収益からアルコール依存症者の社会復帰などの援助をする社会奉仕の場として続けられてきた。



時代が変わって、いろいろなところでいろいろな物が安く買えるようになり、また買取業者やリサイクルショップも増えたことで、かつてのような物珍しさはなくなった。しかし、毎回来てくれるお客さんや、救世軍の働きを理解し無料で品物を寄贈してくれる方たちに、毎週の開催は支えられている。
今回お話をお伺いするなかで、「共に」「一緒に」という言葉が頻繁に聞かれることが印象的だった。地域の方と共に、援助を必要とする人と共に、隣で一緒に歩んでゆこうとする思いが、このバザーを単なる物の売買だけでなく、人とのつながりのある温かい場へとかたちづくっているのだろう。



救世軍バザー
毎週土曜日 午前9時から午後1時30分まで
開催場所:救世軍 男子社会奉仕センター
東京都杉並区和田2-21-2
電話:03-5860-2992(寄贈品受付専用)
(東京メトロ丸の内線・中野富士見町下車、徒歩10分)



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